深刻化する介護問題
介護の問題は年々深刻化しています。
現在、超高齢化が進んでおり、多くの人が両親や姑や舅、さらには祖父母の介護についても可能性があります。
医療技術が進化したことで、治せる病気も増えており長生きする人も多くなりました。
そのため、介護をする可能性もどんどん高まっているのです。
介護の状態と負担
介護の状態になると、負担が3つ起こります。
精神的負担、肉体的負担、経済的負担とがあります。
精神的負担というのは、介護をするために自分の自由な時間が取られずストレスが溜まったり、いつまで介護が続くのかと不安になったりといった状態を指します。
肉体的負担というのは、介助での腰や腕への負担、夜中の徘徊による休息できない負担が挙げられます。
経済的負担は介護に当たってのヘルパーやオムツの購入費用などで、一つ一つは少額であっても10年近く続けば大きな負担にもなるのです。
介護が続けば自分だけでなくその家族にも負担が生じてくるものです。
介護の応援にいった家族の代わりに家事の負担をしたり、介護によって仕事ができないための経済的負担も出てきます。
このような問題が深刻化すると介護から解放されたいと殺人事件に発展することもあり、介護は深刻な問題となっています。
介護に関わる経済的負担
家族に介護者がいることで、収入が増えることはありません。
介護をすることで働くことができなくなれば、仕事時間を短縮したり辞めることになったりします。
その分の収入を得ることはできなくなるので、生活を切り詰めることになります。
介護サービスを受けることができれば、精神的負担、肉体的負担を軽減することはできます。
介護を第三者に依頼することで、その時間は介護から離れることができ精神的にも楽になりますし、肉体的にも楽になります。
しかし、経済的な負担は軽減できません。
公的介護保険には全てが保険対象となっているわけではありません。
給付限度と年齢制限があるために、寝たきりや障害を負ったりすればすべての人が保険料を受け取れるわけではないことを知っておく必要があります。
要介護や要支援の状態によってはサービスの利用限度額が異なり、受けられる内容も異なるのです。
年金収入だけで収入を得ている場合や、介護にあたる人が同じ人物であったりすると、介護にかかる時間によって仕事ができなくなり経済的状況を苦しめる場合があります。
経済的に苦しくなれば、第三者のサービスを受けることができず、精神的にも肉体的にも負担を軽減することができません。
そこで、経済的な負担が軽減できるものとして生命保険や医療保険があります。
生命保険にも、貯蓄型と掛け捨てタイプとがあり、上手に活用すれば年金問題や介護問題の負担軽減に大きく役立てることができます。
将来的に、自分の負担を軽減するために適切な保険に加入するために早いうちから専門家に相談をして将来的に困らない保険プランを組むことが重要です。
