不動産投資の収益構造の基本

アパート

家賃収入で利益が出る仕組み

賃貸物件は、大家へ家賃を払い、その対価として部屋を借りられます。不動産投資のインカムゲインとは、この大家が受け取る家賃収入のこと。入居者は、一度入居したら多くの場合数年間住み続けます。その間、大家は安定的な収入を得ることが可能に。つまり安定経営のカギは、入居者を集めて空室リスクを下げることにあります。

利回りとは

利回りとは、投資額に対する1年あたりの収益割合。仮に1200万円の不動産用戸建て物件を購入して家賃10万円で貸した場合、空室にならなければ1年間で120万の家賃が入ってきます。

1200万円の投資額に対し、利益は120万円。家賃収入は10%となり、イコール利回りになります。

当然ながら、利回りが高い物件はそれだけオーナーの利益が多くなります。しかし家賃が高すぎると空室リスクの原因となり、反対に安い物件を探すと築年数や立地など、入居者を集めにくい条件の物件だけになる可能性が高くなるでしょう。

不動産の購入額・家賃のバランスは十分考える必要があります。そのため、不動産投資をはじめる際に最も重要なのが、投資物件選び。安く購入でき、高い家賃でも人が集まるような優良不動産を見つけましょう。

利益の出る物件を購入するには

最適なのは、良い収益不動産を所有する不動産屋さんに紹介してもらうこと。インターネットや自分の足で情報を稼ぐ方法もありますが、効率的かつ確実なのは、その道のプロを頼ることでしょう。

ただし、不動産屋さんもビジネスなので多くの不動産を紹介してきます。多くの物件の中から、高い収益が期待できる物件を選ぶには、渡された情報の良し悪しを自分で判断する力が必要です。

不動産投資のセミナーに参加して判断力をつける

不動産投資を始めるのに必要なのは、資金や土地、物件ではありません。情報です。どのような物件が必要なのか、計算方法は?など、インターネット上で見つかる情報や書籍の内容だけでは疑問が次々と湧いてくることもあるでしょう。そんな投資初心者におすすめなのは、不動産投資セミナーへの参加です。

セミナーは、各不動産会社が主催しています。毎月多くのセミナーが開催されているので、都合があうものがあれば一度参加してみるのがおすすめです。不動産投資のセミナー情報は、不動産会社のホームページなどで詳細を確認できます。これらのセミナーでは、専門家による貴重な説明が聞けるだけでなく、現在の悩み事を相談することもできます。とくにインターネットや書籍だけでは集めにくい銀行に関する情報をたくさん持っているので、融資額やローンを組みやすい銀行などを質問してみても良いでしょう。

また投資家仲間をつくる機会にも。セミナー後でも交流できるように、本業以外の名刺を用意したうえで参加するのがおすすめです。