真剣に考えることが必要
雇用状態の悪化から、昔のように正社員で働けることが当たり前ではなくなっています。
昔は就職をするというと正社員での入社が当然でしたし、定年するまで同じ会社に
働くものであると思われていました。
しかし、現在は就職する際に正社員でないこともほとんどですし、初めから就職の
募集要項が正社員ではないものが多くあります。そして、会社に就職をしたとしても
正社員として登用されないこともしばしばです。そこで、保険については
改めて真剣に考えておく必要があります。
保険の必要性
一つの場所でアルバイトやパートをしていれば、勤務先で健康保険や雇用保険、
厚生年金に加入していることが一般的です。しかし、複数の勤務先がある場合には
社会保障に加入できていないことが多いものです。
少ない収入で保険に入る余裕がないと思っている人も多いですが、実際には
そのような人こそ保険に加入しておくことが重要であることが多いです。
社会人として生きるための優先順位として、社会保険料と税金、水道光熱費
家賃のような固定費、そして保険という順番であるとされています。
この後の順番というのは、子供や家族情勢によって異なるものです。
日々の生活が余裕なくなってくると、これらの優先順位が
上位のものほど後回しになりがちです。
収入額によっては国民年金保険料の一部や全額が免除になる制度も
ありますから役所での確認が重要です。今の自分の状態とそれにあった保険が
わからない場合には、専門家に相談をすることで知識を身につけることがお勧めです。
民間保険への加入
保証の薄いフリーターの場合、ケガや事故の際に収入が激減するほか
万が一に備えて、民間の保険に加入しておくことも検討しましょう。
社会保険や健康保険によって、治療費の負担こそ軽くなりますが、
収入を負担してくれるわけでは無いうえ、病気によっては保険そのものが
効かないケースもしばしばです。そんな時に頼れるのが民間の保険です。
民間保険には、怪我や病気の治療費そのものを負担する効果はありませんが、
入院や通院にかかった費用や、働けなかった期間の収入などが
保険金として保険会社から支払われる仕組みになっています。
この民間保険は、自身のために加入する保険以外にも、種類が
たくさん存在するため、必要に応じて加入を検討するのが賢明です。
例えば、車やバイクで事故を起こしてしまった際には、修理費や対物賠償などが
支払われる「自動車保険」が役立ちますし、国民健康保険の存在しないペットの
治療費を保証してくれる「ペット保険」などを活用することができます。
共済への加入
民間の保険会社への加入が難しいと思った場合には、共済への加入もお勧めです。
共済というのは、JA共済、県民共済のような全国生協連、全労済、CO-OPが挙げられます。
共済というのは、民間の保険会社が取り扱っている商品と類似したものがあり、
住まいの補償や生活保障といったものもセットになっているものもあります。
人によっては加入することで得られるメリットが増えることもありますから、
ぜひまずは資料請求から始めることをお勧めします。