お札を早く数える方法は?音の鳴らし方のコツ

数える手

お札を早く数えて最後の指を鳴らす銀行員さんへの憧れ

スーパーなどの小売り販売業、その他にもサービス業や接客業で働く方はお札を「ぎこちなく」ではなく「スマート」に数えることに憧れます。
銀行の窓口で、銀行員さんが、お札を早くて、最後の1枚で、「パチン」とはじいて音を鳴らす姿は、いかにもお金のプロという雰囲気を漂わせ、自分のお札でなくともあんな風に数えたいものですよね。

お札の数え方が下手でぎこちないと、数え間違いなどのトラブルの原因で、実際に間違いが発生しなくても何度も数えなおさないと不安になって手間取ってしまいます。
スピーディにお札を数えられて、数え間違えの無い数え方はどうすればいいのでしょうか。

お札を数える準備

お札を数える準備として、先ず、お札を持ち数える手・指が滑ってしまわない様に少し手・指をあらかじめ湿らせておきます。
お店によっては、水を含ませたスポンジを用意している場合もありますので、手が乾燥している場合は、手洗いやハンドクリーム等でしっとり潤いを保ちましょう。

カウント法の種類は「たて読み」と「よこ読み」と呼ばれる方法があり、よこ読みは銀行員が多くの枚数の札を扇型に開いてカウントする方法ですが、一般のお店では不要と思われますのでここではたて読みを紹介いたします。

スマートなお札の数え方

左手でお札を持って右手でカウントすることを前提に説明を進めます。

1.まず数えるお札の縦と横を揃えますが、きちんと揃うようにとんとんと机に落とすようにしてできるだけきれいにそろえ、その状態のままで数えましょう。
シワのある古いお札は、なかなか揃いにくいのですが、出来るだけ縦横が揃った方が数えやすいです。

2.左手を拳骨にした状態でお札の短い辺側が手のひら側を向くように、中指と薬指で挟みます。
挟む力は、お札を下に向けた時にきちんと挟まっている程度でいいでしょう。

3.左手の指でお札を挟んだまま、右手の中指と人差し指をお札の内側に入れt、右手の親指でお札をひねるように捻じりあげます。

4.左手の親指でお札を押さえ、重なったお札の側面が、真っ直ぐではなく1枚ずつが少しずれるようにします。

5.ここ眼で準備が整えば、次はいよいよカウントの開始で、右手の親指と人差し指を使ってお札を1枚挟んで、人差し指を土台にして親指を下斜め方向にずらし、ぱっと親指を離すと同時に右手の薬指でお札を手前にはじきます。

この「親指でずらす、薬指で弾く」の動作はお札を数える際に発生する「シュ・パッ」「シュ・パッ」の音の正体です。
この動作をお札を数えきるまで繰り返すと終了です。

「ずらす、弾く」の動作はスピードや見かけのスマートさだけでなく、親指・薬指の2本の指の感覚と音の両方で、2枚重ねて数える間違いを防ぎます。
お札のカウントは練習が必要ですので、上記のカウントの仕方を参考にアマゾンなどで購入した模擬のお札で練習を重ねてスマートに数える技術をマスターしましょう。